やれるかじゃない。

なれる!SE」13巻読了。今回は新人研修のお話でした。
この作品、ものすごくリアルなので毎回楽しみに読んでいます。
リアルすぎてちょっと憂鬱になるくらいです。
 
今回は新人研修から初めてお客様先に出ていくあたりのお話でした。
誰もが通る道なのですが、初めての客先ってものすごくドキドキしますね。
それだけじゃなくて、普段の仕事だけでも覚えることとやることがいっぱいで、毎日が大変だったのをよく覚えています。

わたしがついた先輩は、碇ゲンドウみたいな感じの人でとにかく厳しかった・・。
もちろん厳しいだけじゃなくてたくさんのことを教わりましたが、とにかく厳しかった・・。

 

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仕事が遅れ始めると、もうこんな感じ。とにかく有無を言わせない。話はちゃんと聞いてくれるけど、有無は言わせない。

『俺はお前ができると見込んだ仕事しか振ってねぇぞ』

いつも限界ぎりぎりの仕事が来ます。だからものすごく考える。ちょっとした調べ物でも、必ず相手が納得できる資料を探したり作りこむ。突っ込まれるような要素のないプレゼンをする。

この頃に必死に覚えたことが、今しっかりと血肉になっています。

仕事の苛烈さから、部門の中で≪鬼の五課≫と言われましたが、あの人なしでは今のわたしはいませんね。ただ、五課の二番手になったら退職するというジンクスがあって、この先輩もわたしも、わたしから引き継いだ後輩も退職しています。。

これだけできたんだから、もっといろんなことやってみたい。という欲求に勝てなくて旅立っていくわけです。決してマイナスの意味合いじゃない。会社としてはたまったものではないのでしょうが・・。

ここまで前のめりになる必要はないのかもしれませんが、いろいろと貪欲でいてほしいなぁと思う今日この頃です。